一定期間更新がないため広告を表示しています
宮古の風便りある宮古島移住者の視点から
2012.06.29 Friday
学生たちのエネルギー
二次会である。 にぎやかなのである。 「のむら」での一次会を終え、西里通りを端から端まで歩き、イーザトの入り口。 中西先生ご用達暦20年の「ロ〇エ」である。 貸し切り状態である。 次から次に若者たちの歌がつづく。 20日に与論島に入り、21、22と調査をし、23日に宮古に入りその当夜の雄姿なのだ。 若いのである。 疲れをしらないのである。 女の子たちは、多くはホットパンツなのである。 いやはや、若いのである。 ぼくらは途中で退座の許しを中西先生につたえ、深夜の街に消えた。 かれらは、24,25の両日マングローブと地下水の湧水地点のCO2の測定の準備を終え、帰路についた。 これから一年、地下水の湧水地点のCO2の測定のデータを測り、中西研に送るのである。 かれらの卒論のデータ収集のお手伝いにこれから一年間関わることになるが、これもまた楽しいのである。 ちなみに中央右側で、両腕を組み泡盛を飲んでいるのは、新しく中西先生のあとを継いだ菊野準教授。 若いのである。 まじめなのである。 2012.06.28 Thursday
百日ぶりの里帰り
敬愛する中西先生が、学生9名を連れて里帰り。 ほぼ100日ぶりである。 20日に与論島に入り、地下ダム関係の現状を学生たちと視察した後の、宮古入りである。 今回は、学生の農業実習の受け入れ農家さんたちから、先生と別れるのに酒を飲み交わしていなかった、との熱望により、受け入れ農家さんたち多数も参加。 100日ぶりの中西先生は、やはり中西先生であった。 100日ぶりの中西節を聴く。 ほかに、親しい友人たちも招待され、そのなかにぼくたちもいた。 そういえば3月の宮古島市長主催の壮行会の後、元広域事務組合の連中が先生が宮古を去る数日前に 俺たちだけで先生の壮行会を、と急きょ元広域事務組合バージョンの壮行会が開かれた。 またある日、先生の離島を知った元上水道企業団の重責だった方から、先生と壮行のオトーリを回せなかったので、 次回来島のおりはその旨伝えてほしい、との伝言をあずかってもいる。 いかに、宮古島で愛された方であるかが、再度認識できた次第である。 2012.06.26 Tuesday
イモの葉、ざわわ・ざわわ
一面に広がるのは、「ちゅら恋紅」という名の紅イモの波打つ葉群。 4月24日に苗を植えて約2カ月、いまでは畑の裸地は見えない。 幅約50m、奥行きは約70mの畑地一面(約3.5反)が匍匐する蔓に覆われている。 じつはこれからが大変。雑草を一本一本手抜きしていくのである。 はるか彼方にいるのは、前回『ビギナー3人』で紹介した卓也くん。 かがみこんで、黙々と、とにかく雑草を抜いていくのである。 炎天下、ほぼ1時間ごとに休憩をとり、冷水を喉に流し込む。 作業は過酷で腰が痛くなり、太ももが張ってくるが、慣れるとこの単純作業が意外に楽しいのだ。 楽しいなどと言うと、ほかの若者たちに叱られそうだが、(かく言うぼくも、彼らといっしょに作業しているのだが)、 精神的なデトックス作用があるようで、だんだんと気持ちが晴れやかになっていく感じがするのだ。 南の島の燦々と炒るような陽光のもと、土に触れ、汗で全身が水をかぶったようになりながら、 なにか深いところの浄化がなされているように思うのだ、が・・・。 2012.06.24 Sunday
ビギナー 3人
3人の若者が、ゴルフの打ちっ放しの練習をしている。 じつは、彼ら3人ゴルフクラブをにぎるのがはじめてのビギナーなのである。 右から、力(ちから)、卓也、和成の、わが社営農部の若きパイオニアたちである。 初めてのわりに、きれいなフォームでまっすぐにジャストミートを決める卓也と和成、 びっくりするフォームで、びっくりする方向にダブったり空振りの力(ちから)。 ただひとりのギャラリーのぼくは、うしろで力(ちから)の独特の飛ばしよう・空振りに爆笑の連続。 3人は、やがて開催される社内懇親ゴルフコンペにむけて、特訓中なのだ。 力(ちから)いわく、空振りは一回千円なんですよねぇー。 そういう彼はとっくに三万円以上を払わなくてはならないのだが・・・。 仕事の合間の休み時間に、気持ちのほっこりする光景をみせてもたった。 うしろで眺めるぼくは、親父のようなやさしさを彼らにむけていることに気付いた。 かれら3人、ゴルフコンペできっと人気者になるだろう。 がんばれ、若きパイオニアたち! 付記: この3人のほかに、パイオニアがもう一人いる。 関西出身で話好きの泊さん。 彼は、オーストラリア長期滞在中に、ラウンドを重ねたツワモノ。 以外にダークホースかもしれない。 いやはや、楽しみである。 2012.06.22 Friday
スイカ畑の台風対策
畑一面、白い布が帯状に並んでいる。 実は、スイカを防風ネットで覆っているのである。 宮古島での見慣れた台風対策なのだが、一般的な農家さんはここまでするには人手が足らないのが現状だ。 これは、ぼくの勤める会社の営農部のスイカ畑の台風対策なのだ。 こんなに大切に育てられたスイカは、どこの畑のそれよりも甘い ― そうあって欲しいものだ。 台風の影響がさほどではなかったが、これからは南の島の「風物詩」的なこうした風景がいろんな処で見られる。 ナイチャーの移住者らしき初老のご夫婦が、犬の散歩がてら前の道路を通られ、「台風対策ですか?」と言葉を投げてこられた。 おそらく移住されてそれほどの時を過ごされていないのだろう。 しばし、立ち止まりめずらしいものでも見るように、眺めておられた。 めずらしかったものが、やがてみなれた風景に変わり、ひとはその土地の住人になっていくのだろうか。 2012.06.20 Wednesday
松谷くんのオヒルギ
東京農業大学宮古亜熱帯農場の実験室の裏に、松谷くんが育てていたオヒルギの鉢があった。 この3月に彼が本校に帰る際、ぼくがあずかって育ててきたのだ。 生育が旺盛で、鉢いっぱいに育ったので、株分けをした。 株分けをしたら、鉢が4鉢になった。 マングローブは、松谷くんのドクター論文の研究テーマ。 根が落ち着いたら、この中から数鉢世田谷の彼の研究室に送ってあげよう。 やがて、いつの日か、彼の郷里の仙台で、南の島のオヒルギが育つこと(もちろん屋内で)を願って。 2012.06.18 Monday
ピタンガの発芽
マクロ撮影モードで撮ったこの写真(上の右側の大きい方)は、直径約12cm程の器のなかで発芽したピタンガの初々しい新芽である。 あたらす市場で実を手に入れ、実を食し種を播いたのが、5月4日。 キッチンペーパーを敷き適度な水分を与えて、1ト月と10日。 ニョキニョキと細身の茎を伸ばし、双葉がで、やがてその上にさらに二葉を付け出した。 そして、先日10.5cmのビニールポットに移植した。 ピタンガは、生長がとても旺盛で、過酷な条件下でも繁殖するワイルドな植物である。 ピタンガは、南アメリカ熱帯地方原産のフトモモ科の常緑低木で、ブラジル先住民の言葉で「赤い果実」を意味する、と本にある。 上の小さな写真が、ピタンガの着果状態(ウィキペディアより)。 さてさて、この幼子たちが少し酸味のある甘い「赤い果実」を付けてくれるのは、いつ頃だろうか。 2012.06.17 Sunday
ちょんまげ岩
下地与那覇のゴルフ場に接する海岸に、写真のようなユニークな岩がある。 ゴルフ場に隣接していることもあって、あまり知られていないようだ。 岩は、ノッチ状に基部が細くなっていて、その頭部には御覧のようにソテツが一本屹立している。 その周りには、頭髪のような草丈の低い風衝植物群がはえている。 その屹立するソテツは、あたかも殿様のちょんまげのよう。 たび重なる台風の襲来にも耐え、強い意志をもって「海を見」ているのだろうか。 しばらく見入ってから、こころの中で手を合わせた。 2012.06.16 Saturday
骨折してしまいました
自分の不注意から、胸椎を骨折してしまった。 東京農大の実験室、テーブルの上に設置されたイオンクロマトの機械の背面のケーブル類を、テーブルの上に置いた折りたたみ椅子に座って外していた時だ。 ついうっかり、下の方のケーブル類にマーキングのテープを貼ろうとして、作業しやすいように椅子をうっかり後ろにずらしたときに、それは起こってしまった。 テーブルの端から椅子が外れ落下。その上にぼくも仰向けに落下。 先に落ちた折りたたみ椅子の横のバーに、ぼくの背骨が思いっきり激突。 しばらくは、痛くて立ち上がれず。 あまりにも痛みが尋常でないので、徳洲会病院に自分で車を運転して行った。 CTを見て、先生曰く、竹井さん、背骨の骨折れてるよ、即入院ね。 それから、数日間コルセットを2つもしてベッドにくくられていた。 その後、自宅療養し今週から職場に復帰している。 いやはや、自分の不注意で多くの方々に御迷惑をかけてしまった。 しかし、何よりの収穫があった。 それは、すこし立ち止まって、考える大切さを教えてもらったことだ。 ハードに自分を追い込んでいた生活から、「海を見る」ことを教えてもらったのである。 2012.06.14 Thursday
『時に 海を見よ』 その2
注記:このブログに立教新座(にいざ)高校の渡辺 憲司校長のメッセージを掲載するにあたり、渡辺校長にはメールでお知らせしております。 立教新座高校3年生諸君へ。(校長メッセージ) 2011.03.24 卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。 諸君らの研鑽の結果が、卒業の時を迎えた。その努力に、本校教職員を代表して心より祝意を述べる。 一言付言する。 立教新座中学・高等学校 〒352-8523 埼玉県新座市北野 校長 渡辺憲司 |
+ RECOMMEND
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ PROFILE
|
(C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.
|
PAGE TOP |