宮古の風便り

ある宮古島移住者の視点から
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キビもグッタリ
キビ畑


 連日の炎天である。 旱魃のつづく畑で、キビがまいっている。 
キビは水が切れると先ず葉の縁が波打ってくる。
つぎに、こうべを垂れ、葉を丸める。 これをロール現象というそうな。

 これは東京農大のまえのキビたち。 今年の春に植えられた「春植え」である。
まだダメージはないよう。 一時的なスコールはあるが、それにしても雨が降らない。 炎天を見上げてみた。






| 竹井 章 | 沖縄/宮古島 | 00:00 | comments(3) | - |
ひさびさのスコール
雨雲とバナナの葉


 ひさびさのスコールである。 みなみの島のスコールは、青天にわかに掻き曇り・・・といった風情ではない。
しまのコトバに「かたぶり」という。 こちらは晴れているのにあちらは降っている、そんな降りようをいう。
城辺のほうは降って平良のほうは青天といったことが、またその逆がよくある。
漢字で書けば「片降り」となろう。

 おもわず凄いスコールに見舞われる。 朝洗濯をして外出するようなときは注意しなければいけない。
しかしひさびさのスコール。 植物にはなによりの贈り物だろう。
畑のキビは葉が巻く現象が起こりつつある。 もっと降ってくれないかと天を仰ぎたくなる。
ひさびさのスコールはひとにもいっときの清涼感をもたらしてくれる。 生き返る気分にしてくれる。

 



 
| 竹井 章 | 沖縄/宮古島 | 00:00 | comments(1) | - |
清透な大洋(うみ)
清んだ海


 おおきな海原をまえにして、佇んでみる。

このおおきさの前に、この清らかさのまえに、ぼくはちいさな自分に向き合っている。

向き合ったちいさな自分が、かぎりなくイトオシイと感じる。

ことばはいらない。




| 竹井 章 | 沖縄/宮古島 | 00:00 | comments(1) | - |
朝の保良(ぼら)ガー
午前の保良ガー


 朝の保良ガーの風景である。 毎週一度の湧水のサンプリングで毎週訪れている保良ガー。
見下ろすと、浜辺には色とりどりのシーカヤックが並べられ、
たびびとらしい二人の女性が写真を撮りつつ散策している。
いつみても、ホッとする風景である。
まばゆい陽光のなかに大洋がある。 どこまでも清透な海である。 




| 竹井 章 | 沖縄/宮古島 | 00:00 | comments(0) | - |
風送塩測定装置
風送塩測定装置


 周囲の大洋から風によって運ばれる塩、「風送塩」の測定の装置である。
ここは、宮古島の“水瓶”白川田の流域内。 我われの“水瓶”のうえにいかほどの、いかなる種のものが、飛んできているのか。
それを調べる装置である。 

 写真では判りにくいのだが、手前の三脚のポール状の先にはフィルターが取り付けられており、
海からの飛来物を微小の世界で測定するもの。
うしろの筒状の装置は降雨を測り、そのなかに含まれている微小物の測定をしている。

海からの風によってもたらされる塩は、「塩害」として承知されているが、「塩益」もあるのでは、
そうわが師匠は考えているのだ。
作物にとって重要な極小ミネラル等は、海からもたらされる貴重なプレゼントでもある。
こうした調査や測定を手伝っている。 おかげで、いまは充実した島生活を送っている。




| 竹井 章 | 沖縄/宮古島 | 00:00 | comments(0) | - |
錆びた車におもう
かなり年季の入ったボンネット赤く錆びたボンネット


 大洋のなかにポツンと浮いた孤島は、吹き込んでくる風がもたらす塩分も半端ではない。
顕著なのは車のボディーである。 これらの写真は市街地のスーパーで見かけた犠牲車である。
一番にやられるのは、やはりルーフのようだ。 そしてボンネットやワイパーそれにドア回りがひどい。



変色したボンネットブツブツに錆びたルーフ


 とくに台風が去ったあとは、車の水洗いは必修である。 塩水で洗われたボディーはすぐ錆びが浮いてくる。
これも、みなみの島で生きていく知恵であろう。 しかし、以外にその成り様に無頓着な車もおおい。



穴のあいた軽四の荷台ドアかなりやられたルーフの拡大


 車は、ひとを乗せて動いてくれる道具。 そう達観して乗りつぶすひとも多いのでは。
ぼくもどちらかというと、そのひとりだろう。 しかし、動いている車も外見に頓着しない宮古びとのよう。
それにしても、風送塩のすごさである。



| 竹井 章 | 沖縄/宮古島 | 00:00 | comments(2) | - |
のどかな境界線
のどかな境界


 福北の圃場整備をされた土地に、うえのような境界が作られていた。
宮古島では以前から、農地の境界は何本かの廃タイヤを半分埋めて、境界としてきたようだ。

 新しくできた圃場にも廃タイヤを埋めて境界としている(写真ではわかりにくいが)。
廃タイヤ以外に、センネンボクの苗木が数本まだらに植えられている。
のどかな景色である。 宮古びとのおおらかさが伝わってくる。 

 こうした景色を見ると、至上のよろこびを感じてしまう。 イイナァと頷いてしまう。




| 竹井 章 | 沖縄/宮古島 | 00:00 | comments(0) | - |
城辺の図書館
城辺図書館


 連日の熱帯夜は、本を読んでその暑さを凌いでいる、と言えばすこしキザっぽい。
でも、掃き出し窓の網戸の内側に扇風機を廻すと、外の涼しい大気がいくばくか涼をくれる。
それで、連夜寝付くまで本を読んでいるのだが、その本を借りているのが旧城辺町立図書館、いまは宮古島市立。

 この田舎の図書館、じつに気に入っている。 いや大変お世話になっている。
田舎の図書館といっても侮ってはいけない。 ことに地元の郷土史や沖縄にかんする書籍は豊富である。
一度に4冊まで借りれて、読んだ本から返してまたあたらしく借りている。
いまは、楽しみのひとつが読書といった生活を淡々と過ごしている。
それにしても、言いたくないけど「アツイ」夜がつづく。 でも半端でないアツサは、かえって気持ちがいい。




| 竹井 章 | 沖縄/宮古島 | 00:00 | comments(0) | - |
最南端の?
最南端の?


 宮古島にもコンビニはある。 ホットスパーやファミマである。
下地を走っていて立ち寄ったコンビニに、うえのような看板が駐車場のすみにあった。
おもしろいので、ついパチリ。

 看板には、顔を入れる穴があけられていて、「日本で一番南の」と大書しているでは。
まてよ、みなみの石垣島にはファミマはなかったっけ? とついおもってしまった。
これも宮古びとの商魂の発露かと、ほほえんで見た。
( それに、“〜であるさいが”って言うのかな? )



| 竹井 章 | 沖縄/宮古島 | 00:00 | comments(2) | - |
「保良(ぼら)ガー」のプール
保良ガーのプール


 海宝館の駐車場から下る急な斜路がある。 その斜路の途中にこのプールはある。
このプールの奥に湧水があり、「保良ガー」と呼ばれる。 「ガー」とは湧水のことである。
この斜路を下ると有名な保良ガーの浜に降りられる。 うつくしい浜である。

 この湧水からの豊富な水でいつも満たされているプールだが、利用者を見たことがない。
すぐ下にうつくしい浜があるのだから、旅行者は浜で遊んでいる。 もっともだろう。
このプールは、もちろん無料。 
むしろ熱帯夜の寝苦しい夜は、人気のない露天風呂にもなるのでは、そんなふうにもおもえてくる。
それにしても、もったいないハナシである。




| 竹井 章 | 沖縄/宮古島 | 00:00 | comments(6) | - |
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