2012.08.06 Monday
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宮古の風便りある宮古島移住者の視点から
2006.04.30 Sunday
ボサノバのミニコンサート
ボサノバを聞きに行った。 東京在住の作曲家・ピアニスト・ギター弾き語りで活躍中のSatokoさんのミニ・コンサートだ。 松原に新しくオープンしたヒーリングギャラリーのオープン記念のイベントだ。 宮古でボサノバ、なかなかおもしろいと思って行った。 ポルトガル語のボサノバから始まり、最後は宮古島の自然と人々の豊かさに触れて 作曲したという『宮古の風』で閉じた。 この『宮古の風』は響くものがあった。 このお店、ヒーリングギャラリーには小さなボトルの中に綺麗に2層に分かれた液体が入っている小ビンが棚にずらり。 「オーラ・ソーマ」である。 以前から知っていたが、宮古では初めての「オーラ・ソーマ」のお店だそうな。 「オーラ・ソーマ」は、60歳半ばを過ぎた“盲目”の女性ヴィッキー・ウォール(中央の写真)が 霊感を受けて作り出した。 いや彼女のことばを借りれば、他の誰かの手が自分の手を導いて創りだされたもので、 目の見えない彼女は自分が最初何をしているのかさえ判らなかったという。 今では世界中で「オーラ・ソーマ」は注目されているのである。 目の見えない彼女が・・・、そう思うと何か人間の意識を超えた力が彼女に働いたのだろう。 いっけん不思議な話だが、まったく不思議でないことだから この世も捨てたもんじゃないな、変に頷いている自分がいるのだ。 2006.04.29 Saturday
薬草ハーブ園のマダガスカル・ジャスミン
当り一面に芳しい香りが満ちていた。 毎朝出勤するとゴム長靴に履き替え、腰に剪定バサミと整枝用のノコをぶら下げて、園内を歩く。 これが最大の楽しみなのだ。 その時一面に芳しき香り、思わず目をつむりあごをあげて深く息を吸い込んだ。 頭上のアーチ仕立てのマダガスカル・ジャスミンの香りだ。 しばらくこの香りを楽しんで他の仕事はさぼってしまった。 こんな役得があるからタマラナイのだ。 マダガスカル・ジャスミン。純白の可憐な花たちだ。 ジャスミンといっても、本物のジャスミンとは無縁で、ガガイモ科。 本土の花屋では、ジャスミンの名で鉢植えで売られている。 日本のシタキリソウ(舌切草)の仲間である。 純白の花を付けるこの植物がどうして舌を切る草なのか、よくわからない。 日本の在来のシタキリソウは関東以西の太平洋岸にひろく分布している。 可憐な純白の野の花である。 2006.04.28 Friday
オオゴチョウ
トロピカル・ガーデン(みやこパラダイス内)のせせらぎの水路の脇に、毅然と咲く花があった。 一本だけスックと。なんと毅然としていることか、はじめて見たときは少々たじろいだほどだ。 それで携帯で写した。長いことこの花の名をさがした。 先日研修で沖縄(宮古も沖縄なのだがこっちでは沖縄本島を沖縄と呼んでいる)に行った正明が見せてくれたパンフレットに、 この花の写真と名前が出ていたのできょう知ったのだ。 オオゴチョウ。こんな響きの花の名があるんだ、そう思った。 黄胡蝶、花姿から付けられたのだろう「美しいヒゲのある黄色い蝶」の意だ。 マメ科の植物でほぼひとの目の高さでこんなに美しい花を咲かしてくれる。 沖縄には琉球三大名花がある。一つは県花にもなっているデイゴ。4〜5月に炎のよな真っ赤な花を咲かせる。 残りの二つがこのオオゴチョウとサンダンカである。 デイゴとサンダンカについては別にふれたい。その琉球三大名花の一つがこのオオゴチョウなのだ。 毎日このような美しい花々に囲まれて仕事が出来る、まさにぼくにとってはパラダイスなのだ。 2006.04.27 Thursday
「天国の鳥」
「天国の鳥」、バード・オブ・パラダイスという名の花(植物)である。 天国の鳥、なかなか洒落たネーミングである。 和名はゴクラクチョウカ(極楽鳥花)、学名はStrelitza reginae(ストレッチア・レギーネ)、 ストレチアと略して呼ばれることが多い。 また「鶴の花」(Crane Flower)とも呼ばれる。 名前の多い花である。 原産地は、南アフリカのケープタウン。 鶏冠に似た黄色をした部分が花で、嘴(くちばし)状の突き出ている部分はホウである。 日本では切花として花屋の店頭でよく見かける。 みやこパラダイスの蝶々園のハウスのなかで咲いている。 天国や極楽があるのは確かだと信じて疑わない。もちろん地獄も。 しかし、それは遥か天上や黄泉の国にあるのではなかろう。 自分の心のなかにあることだけは確信している。心のなかに誰もがもっているのだ。 ぼくの心のなかに咲いている「天国の花」は、このバード・オブ・パラダイスのような派手なものではなく スミレやタンポポのような気がするのだ。 だって、天国は日々の生の営みのなかにこそ確かにあると疑わないから・・・。 2006.04.26 Wednesday
アフリカマイマイ
今朝のことである。小雨降るパラダイスの蝶園の長い進入路の上をゆっくりと横断していた「巻貝」を発見。 悪名高いアフリカマイマイである。 はじめてこいつと出会ったのはパラダイスガーデンのバックヤードのなか。 大きな巻貝を背負ってゆっくりと歩いていた。 カタツムリのような可愛らしさはなく、ひっくり返して見るとなんともグロテスクなビラビラをしていた。 トミさんに見せると顔色が変わった。独特の宮国方言で息巻いている。 聞くとそんなもん早くつぶして殺してしまいなさい、そう言っているという。 なんで? いろいろ教えてくれた。 なんでも大変な奴でミドリを食い尽くすは、人間に危険な寄生虫を運んでいるは云々。 それがアフリカマイマイとの初対面だった。だが、その巻貝は前から園内の至るところで目にしていた。 誰がこんなところに食った貝殻を捨てたんだろう、 ノンキにそんなことをおもって散在する抜け殻を見ていたものだった。 しかし、調べてみるとやはりヤッカイ(宮古ではヤッカイということばが本土で使われる以上のニュアンスで使われている)な代物だ。 もともと東南アフリカ・モザンビークが原産地で、世界最大級のカタツムリ(陸産巻貝)。 1930年代に食用として日本に導入され、現在は琉球諸島・小笠原諸島に定着。 人を死に至らしめる広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)の中間宿主で、特殊病害虫に指定されている。 クワバラクワバラである。 2006.04.25 Tuesday
宮古空港のソテツ
宮古空港のターミナルビルに接する植栽桝に株立ち状のソテツが3箇所ある。 到着ロビーの外側に管理者用の駐車場があり、その入り口部にある。 そのソテツを剪定し古葉を除去した。すがしい景色である。それが上の写真。 剪定をしていると与那覇 秀夫専務が立ち寄り、感想を述べられる。 さっぱりしたねとの挨拶。 なんでも中国大使がもうすぐ到着するので綺麗になってちょうど良かったとのことだった。 そてつ。日本では古くから鑑賞用に庭園に植えられてきた。 ソテツは蘇鉄と書く。 なんでも木が弱ると幹に釘を打ち付けたりや鉄類を根元に埋めてやると元気になることから、 その名が付けられたらしいが本当だろうか。 かつて古民家のソテツを掘り取っていると根元にカミソリの刃や不用になった針などがいっぱい出てきたことがあった。 民間で古くから鉄で蘇生する木と信じられていたことはわかった。 ソテツは雌雄異株で、雄花は夏、幹頂にマツカサを長くしたような形で着く。雌花は多数重なりあって着く。 種子は球状で朱色に熟し、種子と髄に含まれるデンプンは有毒だが、よく晒(さら)せば食用になる。 かつて宮古をはじめ琉球を襲った大飢饉で、ひとびとは食べるものがなくソテツを食べた。「ソテツ地獄」である。 その髄に含まれる毒性を知らず多くのひとが亡くなったと聞く。 そのソテツがいま剪定を終えて、さっぱりした姿で宮古空港のターミナルビルの際にある。 平和がつくづく有り難いとおもった。 2006.04.24 Monday
宮古中が熱くなった日
『ともに競い ともに讃え みんな輝け宮古島』。 昨日の第22回全日本トライアスロン宮古島大会のテーマである。 年に一度の大会は島中が沸くのだ。 去年は砂川の国道の縁石に腰掛けて声を張り上げて応援したのだが、今年はなぜか気持ちが動かなかった。 せっかくの休日なので家で自分の体力を回復するためによく寝た。 そして一夜明けて今朝の宮古空港の前のアスリート歓迎のために揚げられていた鯉のぼりを写した。 あいにくの雨で濡れている。 アスリートたちが三々五々空港のなかに消えていく。 バイクを収納している大きなラッゲージを転がしながら。すっきりといい顔である。 結果は二の次どう生きたか、大切なのはそこだ。その顔には魅力的な微笑があった。 ひとの人生はよくマラソンにたとえられる。 マラソンだけでなく3キロのスウイムと島2周のバイクもある過酷なレース。 トライアスロン。 ひとは自分のトライアスロンを生きているのだろう。 一途にひた走るアスリートたちはやはりカッコイイとおもう。 自分の人生を一途に生きる「人生のアスリート」もやはりカッコイイとおもう。 2006.04.23 Sunday
園内の胡蝶蘭
みやこパラダイスの園内は大きく、パラダイスガーデン、薬草ハーブ園、蝶々園と3つに分けられている。 そのパラダイスガーデンのほぼ中央のシンボルツリーの木の股に美しい胡蝶蘭が咲いている。 路地で花期が長いのは宮古ならではであろう。 彩度の高い亜熱帯の植物の花のなかで、淡いピンクの美しい花を付けている。 ちょうど人の目線付近にあり、自ずと目を奪われてしまう。 言うまでもないことだが、花は自分の遺伝子を残すように役割付けられている。そしてさまざまな競演をしているようだ。 それはひとがそう見るだけで、本人はほかの花と自分の花の差なぞいっこうに気になんかしていないのだろうに。 ひとはどうしても自分の気持ちの有り様を、見ている対象のなかに鏡のように映してしまう。 花を見て美しいとおもい、自然に花から気持ちの浄化をさせてもらっているのだろう。 いつ見ても咲き誇っている花(誇ってなぞいないのだろうが)を見る度に、元気をもらっているように感じるのはぼくだけではないだろう。 生きることにしんどくなったとき、 パラダイスガーデンの花を見て元気になってほしいなぁ、そんなことをおもいながら園内を歩いている。 咲き誇っている花たちに顔を埋めながら。 2006.04.22 Saturday
インドザクラ
みやこパラダイスの駐車場の前面の斜面に、また園内のなかに真紅の花をいっぱい付けた樹が目につく。 はじめて見る花木なので、調べてみた。「インドザクラ」とある。インドとサクラ。なにか変なバランスである。 別名「テイキンザクラ」とある。漢字で「提琴桜」。ほかに「ジャトロファ」、「ナンヨウザクラ」、「タヒチアン チェリー」といろいろな名をもっている。 サクラという名であってもサクラの仲間ではなく、トウダイグサ科の植物で原産地は西インド諸島である。 本土では観葉植物として販売されているが、宮古では路地で生えている。 宮古の青い空の下ではインドザクラの真紅の花がよく映える。 雨の日、曇りの日が多く続いているが、植物にとっては恵みの雨なのだ。天からの恵みである。 亜熱帯の気候下ではあらゆる生物の生長が早いようにナイチャーには思える。 いきづきを感じるのだ。なえた気持ちも自然と元気になるから不思議だ。 きょうは久し振りに休めた。さぁ、明日から『お元気さま』で生きたいものだ。 2006.04.16 Sunday
onsensのミニコンサート
自宅の近くに「TOMORI398」という若者の旅人のあいだで評判の民宿がある。 経営者は林えりさん・小林美恵子さん。大阪出身の元気な若い女性である。 ほぼ同じくらいに友利に移住してきた。それから親しくしている。 その二人が拙宅を訪ねてきた。聞くと今夜民宿でミニコンサートを開くという。 アーチスト名はONSENS。オンセンズという。響きから「温泉」をすぐイメージしたのは、ずーと温泉につかりたいと思っていたせいか。 近くの家々を二人してビラを配っているのだという。なぜか気持ちが動いた。 開演の7時過ぎに行った。宮古空港の周辺で刈り取ったグラジオラスを数本握りしめて。 ONSENSはヴォーカルのアキラさんとギターのタケちゃんの二人組み。その名前ですぐ親しみが湧いた。 アキラさんの声がいいのだ。ゆらぎのあるいい声なのだ。ひとの声のすばらしさを再認識した。 青い海に還りし命 神の贈りし 赤子の瞳 灰土の土地に芽吹いた命 名もなき花の 可憐な姿 ぬちどう宝 ぬちどう宝 ほかに従う理はなし ぬちどう宝 ぬちどう宝 あああ海がなるさ 『ぬちどう宝(命は宝)』より ミニコンサート後にアキラさんと話した。 CDも買った。かれの著『神の肉 テオナナカオル』も購入した。 かれのホームページはwww.akiramania.com 。 やさしい目をした男である。 |
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