宮古の風便り

ある宮古島移住者の視点から
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井戸跡のこと
福北の民家の井戸跡福東の井戸跡

地下水を汲み上げて飲用はもちろん生活用水としていた。 その当時の名残りの井戸の跡がある。 
さまざまなところで見受けることができる。

 いまは上水道が整備されて、蛇口をひねると勢いよく水しぶきが噴出してくるが、
当時は井戸枠のポンプを何度も上下して、汲み上げたのだろう。

 いまは使われなくなった井戸も埋めないで残している。 
あれは、黒澤明の『赤ひげ』だったか、いまにも死にそうな病人をかかえた長屋で、
おかみさんたちが長屋の井戸に顔を埋めて、死んでいこうとする病人の名前を連呼して呼び戻そうとするシーンがあった。 
かつては、井戸は死の国とつながっていると考えたのであろう。 

 こちらの使わなくなった井戸も煙突様のパイプを突き刺したり、井戸蓋に穴を開けたりして、井戸をつぶしてしまわないように配慮している。
「イキ」ができるようになっているのだ。

 井戸を通してみえる世界がある。 
いまの水道の蛇口からは、はて何がみえるだろうか。 そんなことをおもってみた。 


| 竹井 章 | 沖縄/宮古島 | 00:00 | comments(0) | - |









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