2012.08.06 Monday
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宮古の風便りある宮古島移住者の視点から
2012.08.03 Friday
久し振りの台風
台風9号が、台湾と与那国島のあいだを、ゆっくりと迷走しながら立ち去った。 台風の速度がゆっくりで、先月30日から4日間、風速15メートル以上の強風域にさらされた。 しかし、おかげで(?)各地にまとまった雨が降り、干ばつの解消につながったようだ。 台風は、海洋を撹拌し海中環境に刺激をあたえ、また多くの雨をもたらしてくれる。 ひさしく降雨の少なかった宮古島の農家さんにとって、何よりの贈り物。 被災者のなかったことも幸い。 まぁ、宮古の人にとってはこの程度の台風ではまったく問題ないのだが。 キビたちもロール現象を起こし体内の水分蒸散をおさえて干ばつと闘っていたが、この台風のおかげで、すこし元気をとりもどしたよう。 これからは、台風の季節である。 期待したいし、期待したくない。 2012.08.01 Wednesday
台風避難のバナナたち
台風9号の接近による強風対策を始めている。 まず、最初に引っ越してきたのはバナナの苗たち。 引っ越した場所はぼくが伐開した自然のナーセリ―内。 バナナの苗は、あとこの3倍ほどはあるのだが、かれらが一番乗りである。 ご存知のようにバナナは、強風にとても弱く、まずかれらを避難させたわけ。 木漏れ日の林床で、気持ちよさそう。 台風が襲来する前の避難対策と、去った後の再設置。 台風襲来地の宮古ではこうした作業を淡々とこなす。 台風とともに生きてきた彼らの忍耐強さには、おおいに見習うところ大なのだ。 2012.07.29 Sunday
大神(おおがみ)島遠望
なんども言うが、宮古島は、夏がいい。 しかし、 炒るように焼き続ける頭上の太陽(てぃだ)は、容赦ない。 皮膚を通り越し内部の臓器を焼き、そして精神まで焼かれてしまいそう。 そして、 地上には、強烈なコントラストのある陰影をつくる。 強烈なコントラストは、ひとびとの精神性までそのようにしてしまうよう。 そんな夏が、いい。 PS: はるか水平線に浮かぶ三角形の島影が、神の島「大神島(おおがみじま)」。 2012.07.27 Friday
キビ畑への灌水
キビが参っている。 なんせ、先月下旬から3週間以上ほとんど降雨がなかったのだ。 1週間前から、未明や早朝、またときたまスコールがあり、少しは持ちこたえた感はあるが、それにしても雨が欲しい。 市の干ばつ対策会議で決定した灌水作業が、あちこちでみられるようになった。 これは10トントラックに大きなタンクを積み、高圧噴水でキビ畑に水をまくのである。 スプリンクラーが設置してある畑は、湯水を垂れ流すという形容があるがまさしく、それ。 圃場整備がまだで、スプリンクラーのない畑は、御覧のようにたいへんなのだ。 ひそかに台風の来襲を望む声があがるのもうなずけるほど、キビは参っている。 2012.07.25 Wednesday
自販機への思い遣り
ほのぼのとした光景をみつけた。 屋外にポツンと立つ自販機に、御覧のような「屋根」と「壁」を設けているのだ。 宮古の容赦のない太陽熱を、ちょっとした心遣いで防いでいる。 「屋根」はさることながら、側面の鋼材を使い古した畳表で覆い「壁」をつくっている。 見ているだけで、なんとなく涼しげに感じるのは、ぼくだけだろうか。 いや、それにしてもアッ、チ、チーなのだ。 2012.07.23 Monday
「あたらす市場」大繁盛
いま、「あたらす市場」が熱い。 昨年度の売上は、前年度より3%増の3億1300万円と順調に伸びている。 また、品目別の売上をみると、マンゴーが最も高くて4439万円、野菜ではゴーヤー(1324万円)、キュウリ(600万円)、トウガン(582万円)、 ナス(517万円)、ピーマン(493万円)などが上位を占めている。 登録生産者は、オープン当時200人がその約3倍の574人と増えているし、 来客数は、約21万人で一日平均580人が来店したという。 嬉しい限りである。 そして、今年9月に建て替えが決定された。 新市場の建設場所は、JA宮古地区本部前の駐車場で、来年4月にオープンとのこと。 売り場面積は、現市場の1.6倍。事業費約2億5000万円。 農家さんがいくら作ってもどう売っていいのか判らなかったが、その作物が「売れる」という希望を与えてくれる場所として、 また、消費者も生産者の顔がみられる場所として、これからも大いに期待したい。 2012.07.21 Saturday
閉鎖されたバイオエタノール施設
寂しい光景である。 昨年度(今年3月末)まで、「りゅうせき」が環境省の助成を受けながら、廃糖蜜を利用したバイオエタノールの燃料化を進めていた実証試験の施設。 3月いっぱいで実証試験の事業が終わって、上の写真のように閉鎖せれたままなのだ。 40億円を超える予算でできた施設も、エコアイランド構想をもつ市としてもなんともできないでいる。 それに、製造コストがかかり過ぎ、施設運営や製品流通に莫大なコストがかかることも、大きな問題のよう。 悲しいがそれが現実のようだ。 最近のニュースで、発酵アルコールの製造・販売を手掛ける民間の「日本アルコール産業」を指定管理者として運営を委託する方向で話が進められている、という。 いい方向に決まることを、願いたい。 2012.07.19 Thursday
テッペイカー 無残
中休(なかやすみ)の交差点からキビ畑を抜けて我が家への帰り、見通しの悪い交差点で左から進入してきた車とぶつかった。 下りて見るとごらんのように左のドアが大きくへこんでしまっていた。 近くの自動車工場で見てもらうと、こりゃー、車軸が曲がってしまとるなー、見てごらん、前輪が内側に曲がっとろー、 こりゃー、だめで。 とのこと。 ドアのヒンジが、取り付けられている軸が曲がってしまったのだ。 窓もあいたまま動かない。 中古のドアを捜して取り換えればいいかな、と呑気に考えていたので、ショック。 この車、通称「テッペイカー」は東農大亜熱帯農場の練習生だった青年から代々受け継がれたもので、 キビ畑の生育調査や島の湧水のサンプリングなどで悪路を走破してくれた相棒だったのだ。 今年三月末、農場を去る松谷くんから譲り受けたツワモノも、廃車にする以外にないようだ。 ゴメンナ、そして長い間ゴクロウサマ。 ・・・アリガトウ。 付記:ぶつかった相手の車は軽四で、前を少し痛めた程度で、運転していたご婦人も大丈夫だった。 2012.07.17 Tuesday
米山(べいざん)のこと
正式には、三輪田米山(みわだ べいざん)という。 江戸末期から明治にかけての在野(伊予松山)の書家である。 はじめてこの「無為」を観たとき、鳥肌が立つような衝撃を受けた。 書とはなんなんだろう、技術を越えてたましいに響く書のなんというすごみだろう。 それから「米山」にとりつかれたようにネットを巡った。 二升、三升と酒をあおり、倒れる寸前で書いたとき、生涯の傑作が生まれたという。 「米山」は神社の謹厳・実直な神主だった。 しかし、真面目な性格では良い字は生まれないと、しこたま酒を浴び倒れる寸前に、書いた。 上手に書きたいという気持ちを捨て切れた時、良い字が生まれると考えたのである。 「米山」の揮毫は愛媛中予地方を中心に約3万も残っているという。 「書風は豪放磊落にして気宇壮大、雄渾にして天衣無縫、何物にも捉われない破格の書体は、近代書の先駆としていまなお独自の輝きを放つ。 また明治天皇の侍候を務め書の訓導にあたった。」とウィキペディアはいう。 そして考えた。 書の勉強をする前に、下戸のぼくも酒を浴びるように飲む練習が先ではなかろうか。 いや、不謹慎、不謹慎。 |
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